海外就職

海外転職するデメリットは1つだけ【経験者が失敗しない方法を解説】

海外転職したい人「海外で働いてみたい。海外という大きな市場で自分に挑戦したい、そして活躍したい。でも、実際に海外転職する前に、デメリットや失敗談を経験者から聞いておきたいな」

こういった疑問に答えます。

この記事をかいている私は、27歳で未経験から海外に転職しました。転職は計3回経験し、海外では、現地採用と海外駐在員の両方を経験しております。現在もシドニーで日系企業の海外駐在員として勤務しております。

■海外転職するデメリットは1つだけ

結論として、私が感じたデメリットとしては、海外転職し、長期で海外にいると日本に帰りたくなくなるということです。
原因としては、日本にある日本企業の慣習やビジネスに疑問を持つようになるからです。

どういうところが日本にある日本企業と違うかといいますと、5つあります。

その①社内での上下関係が厳しくない

日本企業であれば入社した順に年功序列があり、体育会系の会社では軍隊のように上下関係が厳しい会社があると思います。海外では上下関係は厳しくありません。名前(ファーストネーム)で呼ぶのが普通ですし、敬語もありません。ましてや、日本のように、上司が先に帰らないと部下が帰れないというようなことはありません。

その②残業がない

日本では残業が当たり前の雰囲気がありますが、海外では5時になるとさっさと皆帰ります。限られた時間の中で、仕事を終わらせる、結果を出すということが徹底しています。逆に残業ばかりしている社員は、能力がないか要領がわるい人だと思われてしまいます。

その③家族第一、仕事はその次

日本では、仕事が第一優先で、家族はその次だとおもいますが、海外では逆です。家族が第一で、家族が問題ないうえで、仕事に集中できるという考えです。

その④有休消化は義務

有休は従業員の権利であり、消化することが法律で定められていたり、社内規定で消化することが定められています。海外では、仕事とプライベート、オンとオフがはっきりしており、外国人の同僚たちは、よく“ワークハード、プレイハード”といって、仕事を一生懸命頑張って早く終わらせ、そしてプライベートを思いっきり楽しんでいます。

この4つの点からして、海外の会社で働いたほうが、人間らしい、ストレスのあまりない生活を送れる為、日本にある日本の会社で働くことに対し、疑問を抱くことで、日本に帰りたくなってしまうのです。

□私の失敗談

私は新卒で入社した会社を3年間でやめ、海外へ転職しました。海外へ転職した目的は、将来日本に戻って、日本メーカーに入り、海外駐在員として世界で活躍する為に、まずは自分自身にスキルを身に着けようと思ったからです。
その為、3年間という期間を自分の中で区切り、3年後に日本に戻ってこようという計画を立てていました。
ただ、3年も経過すると、上記のように、日本に戻りたくなくなってしまいました。ようやく6年後くらいから日本に戻る為に、転職活動をしましたが、その時に、日本にある日本企業は、長く海外で働いている人を遠慮する傾向にあることを知りました。なぜなら、海外に長くいると日本の企業文化にあわない人と思われてしまうからでした。転職活動は想定していたより時間がかかりましたが、希望通りの将来海外駐在できる可能性のある日本メーカーに転職できました。3年の計画が、7年となっておりました。

私のように海外に転職するが、将来的に日本に戻って再度転職したい場合は、期限を決めてその通りに行動することをおすすめします。

■海外転職のデメリットでよくある勘違い【5つある】

次に海外転職に対するデメリットの勘違いをみていきましょう。

その①現地採用の場合、給料が下がる
その②研修の制度が整っていない
その③待遇や保険が充実していない
その④雇用が不安定
その⑤語学力がある程度必要

その①現地採用の場合、給料が下がる

転職する国にももちろんよりますが、先進国に行った場合は、給料が上がることのほうが多いです。何故なら先進国のほうが、日本より物価が高いからです。その為、給料も高いです。ですので、一概には言えません。

その②研修の制度が整っていない

これも転職する会社によりますが、私が海外で働いたドイツ系の会社は、研修がすごくしっかりしてました。授業員一人につき、年間何十時間のトレーニングをうけるという義務化されており、うけないと人事評価が悪くなりました。海外でも人材育成に非常に力をいれている会社はあります。

その③待遇や保険が充実していない

これも転職する会社によります。私がはじめて海外転職した会社は、待遇や保険はなにもありませんでした。ただ、海外で転職した次のドイツ系の会社は、待遇もよく、医療保険も加入していました。医療保険で心配のかたは、日本で海外旅行保険に加入し、風邪とかひいた場合は、その保険を使うといいと思います。

その④雇用が不安定

リストラされる可能性があるという意味ではたしかにあるかもしれませんが、日本も同じだと思います。海外では従業員の雇用契約がしっかりしているので、雇用主側は、正当な理由がないと従業員を解雇できません。雇用契約に明記されている試用期間内であれば、理由がなくても雇用主は解雇できてしまいますので、試用期間内で雇用契約が切られなければ、その後、普通に結果を出している限りは解雇される可能性は低いと思います。

その⑤語学力がある程度必要

海外転職に際しては、語学力がないと転職できないと思われがちですが、私は英語力がなくても採用されました。理由は、海外の日系企業だったからです。語学力がないひとは、海外の日系企業であればやる気をつたえることで転職できると思います。

■まとめ

海外転職するデメリットは1つだけ=日本に戻りたくなくなる為です。
何故なら、海外では日本の会社とは違い、人間らしく、ストレスが少ないからです。

その①社内での上下関係が厳しくない
その②残業がない
その③家族第一、仕事はその次
その④有休消化は義務

海外転職のデメリットといわれてることも、そうでないことがほとんどです。

海外転職を目指している人は、すぐに転職エージェントに登録し、行動してみてください。

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tana

たなかけ夫婦の夫です。シドニーに住むサラリーマンで、英語ゼロ、20代で海外就職して以来、キャリアの大部分を海外で過ごしてきました。過去11年間はシドニーに在住し、それ以前は7年間をシンガポールで過ごしました。シンガポールとオーストラリアで永住権を取得し、英語はTOEIC935点、IELTS6.5点になりました。休日は、子供たち3人のイクメンです。

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