英語を独学しようと思っている社会人「英語が話せるようになりたい。しかし、社会人なので時間がない。独学で勉強する方法がないかな。とにかく英語をみにつけたいです」
こういった疑問に答えます。
この記事をかいている私は、大学生のころから英語を話したいと思うようになり、社会人になってからもいろいろな方法で英語の勉強を試みました。現在は、英語が必須の海外駐在員として、オーストラリアのシドニーに赴任しております。テスト結果は、TOEIC935点、IELTS6.5点です。
今回は、社会人に向けて英語学習の独学について解説します。
英語を身に着けると人生の選択肢が広がりますし、他の人との差別化になりますので、このきじを読みつつ、今日から是非英語学習を始めてみて下さい。
目次
■社会人が英語を独学で勉強する手順
結論として、社会人であれば、IELTSテストの勉強をして、実際にテストを受験し、高得点を目指すことを目標としてみてはいかがでしょうか。
理由としては、
①点数があるので、次どのスコアに到達したいかを考えながら勉強できる
②話す、書く、読む、聞く のすべてを能力がどの程度なのかわかる
③テスト受験料が高いので真剣になる
私は、このIELTSテストを必要に駆られて、ほんの一年前に受けただけでしたが、非常に難しく感じました。逆にいうと英語能力を向上させたいひとは、本当にいいテストだなと感じました。順番に解説します。
①点数があるので、次どのスコアに到達したいかを考えながら勉強できる
社会人だと、仕事をしているので英語を勉強できる時間が限られていると思います。その限られた時間の中で、英語が話せるようになりたいなという漠然とした目標ではなかなかモチベーションの維持は厳しいです。テストの数値目標があったほうが確実にやる気がでると思います。
IELTSのテストは、点数で下記のように9分類されております。このIELTSテストのスコアは、主にイギリスやオーストラリアの英語圏で留学をする際や、就労ビザや永住ビザを取得する際の英語能力の判定でこのテストのスコアが利用できます。
大学へ留学するレベルですと、7.5以上、永住ビザですと6.0以上くらいが最低条件となります。
The IELTS scale
Band score Skill level
9 Expert user
8 Very good user
7 Good user
6 Competent user
5 Modest user
4 Limited user
3 Extremely limited user
2 Intermittent user
1 Non-user
0 Did not attempt the test
②話す、書く、読む、聞く のすべてを勉強できる
IELTSテストのいいところは、話す、書く、読む、聞くの4項目すべてあることです。
そしてテストは、アカデミック(留学)用、一般用の2パターンがあります。一般用であれば、一般英語がでてきますので、アカデミック(留学)でしか使用しない英単語をわざわざ覚える必要はありません。
話すに関しては、テストの際に面接官と一対一で実際に話すテストが実施されます。
書くに関しては、英語で論文を書きます。穴埋めではありません。真っ白のページに一から文章を書きます。
読むと聞くに関しては、TOEICを勉強しているひとであれば、それほど難しくはないと思います。
このように特に、話すと書くという日本人に不得意な項目のテストがあります。
この両項目に共通していることは、ロジカルに話したり、書いたりすることが求められます。普通に話したり、書いたりするだけでも難しいのに、論理的に順序だてて回答する能力が求められます。
③テスト費用が高いので真剣になる
受験料は、現時点で25,380円です。TOEIC6,490円と比較すると本当に高いです。
ですので、そう何回も気軽に受けることはできませんので、年に一回とか2回とか時期を決めて真剣に受けることができます。
ただ、英会話学校にいってその費用を支払うこと考えれば、社会人で普段は忙しく、あいた時間に独学でやるのであれば、この受験料はそれほど高くはないと感じるはずです。
このようにIELTSを勉強すると、話す、書く、読む、聞くを全ての英語能力が身につきます。話すに関しては、試験官と直接話せますので、試験官が英語の能力を判断してくれます。そして、将来的に留学やビザ取得がある際には、このスコアを使うこともできます。
□体験談:
私は、現在オーストラリアに住んでおりますが、ビザを申請する際にIELTSの点数が必要となりました。条件としては、IELTS全項目が最低6.0以上でした。IELTSテストは、各項目のストアに加え、平均スコアもでますが、平均6.0ではだめで、全項目が最低6.0でした。まず一回受けてみようと最初に受けた時は、読む、聞く は6.0以上をとれましたが、やはり、話す、書くは6.0以下となりました。やはり何も対策していないと取れるほど甘くありませんでした。私の場合は、話す、書くの二つに集中して勉強することができたことで、3回目で全項目が最低6.0以上を取得できました。話すは、試験官との相性もあったので自分自身一番の課題でした。
■社会人で英語を話したいと思った人は幸運な件
最後によいお知らせです。
社会人の時点で英語を話したいと思ったひとは、圧倒的に有利です。
その理由は、下記の通りです。順番に解説します。
・お金がある
・会社のサポートが受けられる
・具体的にやりたいこと(仕事)がある
・お金がある
学生の時と比較すると時間がありませんが、お金はあります。お金がない学生時代に英会話学校でもいこうなら、親に頼らないといけないですが、社会人であれば自分で稼いでいますので、そのお金で学校に行くことも可能です。お金があるので、自分で決断することができます。
・会社のサポートを受けられる場合がある
会社が英会話学校の学費補助や試験費用補助、また、TOEICの点数をある一定以上取得すれば、毎月資格手当を出したりするなど、英語教育補助は会社の福利厚生のひとつにさてている会社が多いと思います。現在の会社の福利厚生を調べ、使えるものは全部使ってください。私の会社の本社では、英会話学校の費用が補助されます。
・具体的にやりたいこと(仕事)がある
社会人になってから英語が話したいと思ったなら、なにか具体的にやりたいことや仕事など、それをやるには英語が必要なのではないのでしょうか。
社会人であれば、転職をすることが可能です。具体的な目標に向かって、あきらめることなく、英語の学習に取り組めると思います。
今回は、これで以上です。
社会人のみなさまに参考になればうれしいです。