海外転職の年収が気になる人
「シンガポールへの海外転職を考えているんだけど、年収はどのくらいなんだろうな。実際に海外転職した人の体験談がききたいな」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、大学時代に海外で働きたいと思うようになり、英語を勉強してきました。
新卒で入った会社では海外勤務の可能性はないと3年で見切りをつけ、シンガポールへ海外転職しました。
英語力を身につけた後、日本に戻りメーカーの海外営業職に転職しました。
その後、その会社の海外駐在員としてシドニーで働いております。
TOEIC935 IELTS6.5 です。
海外転職する前は、自分自身、日本で働きながら、もやもやしていました。
具体的には、海外で活躍したいのに、海外に駐在できる可能性がなかったからです。
といっても、新卒で働きはじめて数年の経験で、日本にある海外駐在の可能性がある会社に転職するにも、
アピールできる職務実績も英語力もありませんでした。
その為、自分で直接海外にいって、働き、
海外でのビジネス経験と英語力を身に着けようと自分の考えを切り替えました。
そして、新卒で入社した会社を3年で辞め、27差にの時に、海外シンガポールに海外転職しました。
本記事では、僕の実際のシンガポールへ海外転職した年収部分に特化して記事を書きました。
目次
■海外転職の年収事情 シンガポール版【辞めると上がる】
よく聞く話があります。
「シンガポールの現地採用は、給料が安いでしょ」
実際は、どうなのか?
「僕の経験上、会社と職種によります」
では、さっそく私の場合ですが、シンガポールで2社現地採用を経験しました。
2002年から2009年の話となります。
その時の給料は、
・1社目:日系企業のマーケティング会社 10名程度の会社
・職種:Assistant Sales Manager
・給料:2,700ドル/月 でスタートし、6か月後に昇給で3,300ドル/月
・ボーナス:1か月
・2社目:ドイツ系企業の半導体会社 全世界30,000人、シンガポールに2,000人
・職種:sales engineer -> senior sales engieer
・給料:4,300ドル/月で開始、その後昇給を重ね3年後には、6,600ドル/月
・ボーナス:1か月分
シンガポールドルは、1ドル=100円ですので、これで計算すると私の場合は、
27万円/月で始まり、66万円/月まで上がりました。
27万円/月だと日本と比較して、安いと思います。
ただ66万円/月だと、日本と比較してもまあまあじゃないでしょうか。
ただ、シンガポールは、家賃が高いので、
6,600ドルの月給の時は、2,000ドル/スタディオ
タイプのコンドミニアムに一人で住んでいましたので、給料の3分の1が家賃というイメージです。
現在のシンガポールにでている求人情報をみても、3,000ドル~6,000ドルの給料額の求人が多いように見られます。
シンガポール内で転職した理由は、営業範囲を広げたいためでした。
1社目の会社は、シンガポール内の営業でしたが、2社目の会社は、営業範囲が東南アジアとなりました。
私の場合は、営業範囲を広げる転職で、結果的に、給料も大幅にあがりました。
シンガポールでは、給料を上げるために、転職することは一般的です。
逆に同じ会社にいても、大きく給料はあげることができません。
しかし、大きく給料をあげる仕事をゲットするには、職務経験が必要なので、
若い人は、まずは小さな会社で職務経験を積み、徐々に大きな会社に転職していき、給料を上げていくのです。
これから、シンガポールに海外転職を考えているひとは、
1社目で給料が高く、自分の好きな仕事につけることができれば一番ですが、
なかなか海外転職未経験だとむずかしいと思います。
まずは、内定がでた会社に入り、海外経験を積むことで、
いくらでもシンガポール内で転職できますので、1社目でなやんでいるひとは、こういう考えもありますので、参考にしてください。
■シンガポールの年収は、格差あり
私自身のシンガポール時代の年収の幅でも、2700ドル~6600ドル/月と差がありますが、
シンガポールの社会でも、会社と職種によっては、格差が相当あります。
例えば、私のシンガポールの2社目の会社の中の話ですが、
この会社は、ドイツ系企業の半導体会社で全世界30,000人いて、シンガポールに2,000人もいる大企業です。
この会社のなかで、私は、マネージャーではなく、senior sales engineerという職で、6,600ドルでした。
この会社で、マネージャーの上にあたる、ディレクターになると、20,000~30,000ドルに一気に給料があがるのです。
年収でいうと、240,000ドルから360,000ドル、日本円でいうと、2400万~3600万の年収になります。
その会社では、このディレクターレベルは、主に40代前半のひとでしたので、
そんなに若くても、いい会社のいいポジションをとれれば、2400万~3600万の年収を稼げるのです。
日本でいうと、一部上場企業の役員レベルの年収がシンガポールでは40代で狙うことも可能なのです。
最初は、年収が低くても、力をつけていいポジションを得ることができれば、
年収は大きくあげることがシンガポールではできます。
■海外転職の年収アップより素晴らしいこと
日本からシンガポールへ海外転職で年収アップも可能ですし、
シンガポール内で転職することで年収をアップすることもできます。
ただ、私自身、特に年収については、あまり気にしていませんでした。
特に1社目の海外転職のときは。
なぜなら、私の海外転職の目的は、海外での職務経験と英語を身に着けることでした。
そして3年たったら日本に戻って、海外駐在可能な会社に転職する予定だったからです。
シンガポールでの海外転職1社目の年収は、日本で働いていた時の年収よりも下がりましたが、
それでもシンガポールへ海外転職したのは、自己実現をするためです。
そして、実際にシンガポールに海外転職したことで、海外での職務経験と英語力をみにつけ、
日本で海外駐在可能な会社に転職することができました。
あの時に、年収が下がるから、シンガポールへの海外転職をしていなかったら、
自己実現はできず、今頃後悔していたかもしれません。
ですので、年収ももちろん大事ですが、
海外転職してみたいが、もやもやしているひとや海外で活躍するという目標をもっているひとは、
年収に関係なく、海外転職に挑戦し、自己実現してもらいたいと思います。
一時的な年収よりも、自己実現のほうがすばらいいです。
■まとめ
・私がシンガポールで海外転職した際の給料は、
2700ドル(27万円)/月→6600ドル(66万円)/月でした。
・シンガポールでは転職することで、年収アップは可能です。
・シンガポールの年収事情は、格差があります。
・いい会社のいいポジションを得られれば、40代前半で、2400万~3600万の年収も可能です。
・年収も大事ですが、海外転職したい人は、年収に関係なく、挑戦してほしい
・一時的な年収よりも、自己実現のほうがすばらいいからです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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