今回は、海外移住をしたい人向けに、海外移住のデメリットについて解説します。
この記事を読むことで、海外移住した場合のデメリットを理解することができますので、海外移住する前にその心構えができます。
この記事を書いている私は、シンガポール7年とオーストラリア10年の海外移住経験があります。
目次
■海外移住のデメリット9選
海外移住したい理由は、ひとそれぞれだと思いますが、ほとんどの人は、海外移住に対し、希望と夢をもっていると思います。
私自身も、今まで、シンガポールとオーストラリアに海外移住した経験がありますが、わくわくした気持ちで日本を出発したのを覚えております。
そのわくわくした気持ちを壊すわけではありませんが、デメリットについても心構えする目的で、
今シンガポールとオーストラリアに海外移住して実際に感じたデメリットについて書いていきます。
結論としては、これがデメリット9選です。
日常生活
①顧客サービスがない
②間違いは日常茶飯事
③時間通りにこない
④滞在ビザに縛られる
⑤実家の助けが得られない
お金
⑥一時帰国費用が膨大
⑦年金が減少
⑧日本食・日本書籍の値段が3倍
⑨歯医者がバカ高い
日常生活面とお金面に分けて、
順に解説していきます。
■日常生活面におけるデメリット
①顧客サービスがない
日本の顧客サービスは、世界一です。
これは日本にいると気づかないと思いますが、海外にでると身を染みて日本の顧客サービスは素晴らしいなあと感じます。
どういった点かというと、日本では、お客様が第一で、神様のような扱いを受けられますが、
海外では、極端にいうと、店員が上で、サービスを提供してあげているんだという逆の立場になります。
例えば、コンビニでもなにかのお店でも、日本では、店員は、いつもニコニコして、丁寧なサービスをしてくれますよね。
海外では、ニコニコした店員はいませんし、心のこもったサービスを受けることはできません。
海外でも日本と同じサービスレベルが受けられると思ってしまっていると、こういう場面に遭遇すると、その都度、怒っていては非常に疲れます。
海外では顧客サービスなどないと思っておくと、何事にも動揺しなくなります。
②間違いは日常茶飯事
最近では、政府が発行する医療カードの発行を家族5人分で申し込みましたが、
’家族4人分の名前しかそのカードに記載されていなかったという間違いがありました。
電話をして、間違いということが分かった後で、カードが再発行されました。
オーストラリアの政府機関でもこのような間違いがありますし、海外では、間違いが日常茶飯事なのです。
ですので、あらかじめ間違いは日常茶飯事と思っておくことで、いらいらすることを軽減できます。
そして、その経験を積み重ねていくことで、自然と物事に動じない、精神力が身に付いた自分にきづきます。
③時間通りにこない
海外では、時間を決めても、時間通りにきません。
例えば、自宅の台所で水漏れが発生し、その修理を依頼したとします。
いつの何時とアポイントを決めますが、その時間にきたためしがありません。
ですので、時間通りに来るとは思わないほうが、いらいらしなくてすみます。
④滞在ビザに縛られる
海外移住をする場合は、必ずなんらかしらの滞在ビザが必要です。
日本にいるときは、滞在ビザの話などしたこともないですが、海外に移住した際は、この滞在ビザの話題によくなります。
滞在ビザが取得できなくなると、最悪帰国しないといけない事態になりますので、常に気に掛ける必要があります。
例えば、オーストラリアでは数年前に、ビザ取得の条件が大きく変更しました。
これは何十年に一回の変更で、ある職種では、今まで4年の就労ビザで何回でも更新できていたのが、
2年に短縮され更新の1回のみに変更となりました。
この場合、その職種で就労ビザを取っていた人は、あと最大で4年間しか滞在できなくなります。
このように海外移住では、滞在ビザに自分の滞在期間がコントロールされてしまいます。
こうならないためには、永住権をなるべく早く取得するしかありません。
⑤実家の助けが得られない
実家に助けを求めたくても、遠いので無理ということです。
これも独身の場合であれば、実家に助けを求める場合があまりないとは思いますが、
家族と一緒の場合、子供の世話をどうしても、見れないときとか、実家の助けは、貴重なのです。
どうしても、みれない場合は、お金を払って施設にあずけるか、ベビーシッターとかを雇わないといけません。
逆に、実家の助けをしたくても、遠いのですぐにはできません。
■お金面でのデメリット
⑥一時帰国費用が膨大
海外に移住すると、どうしても定期的に日本が恋しくなります。
その際の一時帰国の航空券代が膨大になるということです。
これはまだ独身の場合であれば、まだ、いいのですが、結婚して子供ができてくるとさらに膨大になります。
理由は、飛行機代は、子供でも半額になるわけではなく、大人と同じ金額だからです。
例えば、私の場合は、5人家族なので、日本⇔オーストラリア間は、往復20万円とすると
一回の一時帰国費用が、20万円×5人で、なんと100万円となるのです。
こうなると、2~3年に一回しか、日本に一時帰国できません。
⑦年金が減少
海外移住した場合でも、任意で国民年金は支払うことができ、支給時に海外在住していても、日本の国民年金をもらうことができます。
しかし、厚生年金を支払っていた人からすると、将来の支給額は減少するのではないでしょうか。
海外移住した場合に、就労ビザの場合では、その移住先国の年金システムに加入することができません。そのため、年金額は減少します。
解決策としては、永住権を取得することです。
永住権保持者は、その国の年金システムに加入できますので、その結果、日本と海外移住先の国の年金の両方をもらうことができます。
⑧日本食・日本書籍の値段が3倍
海外移住先でも、自宅で料理をする際に必要な、日本の調味料や食材を現地の日本食スーパーで購入することができます。
そして、日本の書籍を売っている国では、日本書籍も買うことができます。
ただ、海外で、日本食、日本書籍を買うには、2倍~3倍の値段がしますので、非常にお金がかかります。
⑨歯医者がバカ高い
日本では、歯医者は健康保険がきくので、安いですが、海外で歯医者にいくと高額な治療費が請求されます。
例えば、オーストラリアでは、虫歯治療では、数回通院が必要で、合計3,000豪州ドル(約27万円)程度かかります。
その為、現地在住の日本人は、日本に一時帰国した際に、虫歯治療をうける人が多くいます。
でも一時帰国まで待てない場合は、現地で受けるしかありません。
これに関しては、歯医者も適用される現地の医療保険にはいることである程度は、カバーできると思います。
■海外移住に向いている人
日常生活面に関しては、日本のサービスと比較すると、あまりにも日本のサービスが良すぎますので、毎日いらいらしてしまいます。
現地ではサービスはこういうものだと納得できるひとが海外移住に向いています。
■まとめ
・結論としては、これがデメリット9選です。
日常生活
①顧客サービスがない
②間違いは日常茶飯事
③時間通りにこない
④滞在ビザに縛られる
⑤実家の助けが得られない
お金
⑥一時帰国費用が膨大
⑦年金が減少
⑧日本食・日本書籍の値段が3倍
⑨歯医者がバカ高い
・日常生活面に関しては、日本のサービスと比較すると、あまりにも日本のサービスが良すぎますので、毎日いらいらに遭遇してしまいます。
現地ではサービスはこういうものだと納得できるひとが海外移住に向いています。
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