海外転職が決まった人「海外転職が決まったのだが、日本で作ったクレジットカードを作って持っていったほうがよいだろうか。おすすめのクレジットカードが知りたいな。海外在住の経験者の話をききたいな?」
こういった疑問に答えます。
この記事をかいている私は、社会人になって3年目にシンガポールに海外転職しました。シンガポールに7年、シドニーに9年、合計16年海外在住しています。現在も、オーストラリアのシドニーで日系企業の海外駐在員として勤務しております。
今回は、おすすめのクレジットカードを解説します。5分程で読み終わりますので、お付き合いください。
目次
■海外転職の際に作るクレジットカード【海外在住の私がおすすめする】
□よくある質問:海外転職の際に、日本のクレジットカードを持って行ったほうがよいか
答えは、YESです。
理由としては、以下の通りです。
1.海外に転職したばかりでは、現地でクレジットカードを作れない(承認されない)可能性があるから。
海外でもクレジットカードを作るには、クレジットカード会社の審査が入ります。審査とはその人の年収とか信用ですね。新しく海外転職する企業が大手企業であればクレジットカードの審査が通るかもしれませんが、新しく転職した会社であれば年収の実績もないのでクレジットカード会社がどう判断するかわかりません。海外でクレジットカードがないと不便ですし、心細いので日本で作成してもっていきましょう。
注意点としては、現在の会社を辞める前に申し込みをしなくてはいけません。そして、クレジットカードが届くのは、申し込みから通常約3週間かかりますので、前もって申し込んで下さい。急ぎで申し込むと2週間ぐらいになるようです。
2.キャッシングのほうが両替よりお得な為
海外で現金が必要になった際は、日本円を両替所で現地のお金に交換するよりも、クレジットカードでキャッシングしたほうがはるかにお得です。
両替所が使用する為替レートは、市場レートから大きく違いますし、両替所によっては、手数料も取られてしまいます。
クレジットカードでキャッシングするのであれば、手数料は500円程度取られてしまいますが、為替レートは市場レートからそんなに違いません。一度に大きな金額をキャッシングすれば、手数料はわずかなものになります。
クレジットカードのキャッシングは、現地のATMでできます。
3.海外旅行保険がついているから
クレジットカードには、海外旅行保険がついているものが多く、日本を出発した日から90日間は、その海外旅行保険が適用されます。なにか事故があった際の障害治療費用がカバーされたり、携行品が損害した場合にも、その損害額がカバーされたりします。別途海外旅行保険に加入しなくても済みます。
こういった理由により、海外転職の際に、日本のクレジットカードを持って行くのをおすすめします。
□よくある質問:おすすめのクレジットカードはありますか。
答えは、JALカードとANAカードです。
理由としては、以下の通りです。
1.マイレージカードとVISAカードが1枚になっているから
日本を代表する航空会社2社のマイレージカードとVISAカードが一体になったものです。2枚別々のカードを持つ必要がなく、一枚で済むので便利です。
2.マイレージがたまるから(購入と搭乗)
飛行機に搭乗した場合に、マイレージがたまるのはもちろんですが、このカードで買い物をした際にもマイレージがたまります。このマイレージがたまると、航空会社のマイレージのホームページから無料航空券に交換できたり、ギフトカードや商品にも交換できますので、お得です。
3.海外の提携グループの航空機に乗った際にも、マイレージがたまるから
海外に住むと航空機を利用する頻度が増えます。日本に一時帰国する際はもちろんですが、仕事の内容によっては、航空機を使った出張が多くあるかもしれません。
その場合でもJALであれば、ワンワールド、ANAであればは、スターアライアンスという世界の航空グループに入っていますので、海外でもその同じグループ内の航空会社を選べば、JALカード、ANAカードでマイルをためることが出来ます。
例えば、オーストラリアでは、カンタス航空は、ワンワールドグループですので、カンタス航空を利用した場合は、JALカードにマイレージをためることが出来ます。
■JALカード、ANAカードの種類
JALカード、ANAカードとも、普通カードから高級カード迄あり、サービスの内容が変わってきます。
そして、重要なのは、提携ブランドです。
VISA,DC,JCB、アメックス等が主な提携ブランドとしてあり、選択できます。最初の1枚は、VISAをおすすめします。私が今迄VISAカードを使っていますが、使えなかった店はないからです。2枚目はどれでもOKです。
それ以外のポイントは、サービス内容により選んでください。
ただ、学生のかたや20代の人であれば、年間費が無料の学生専用や20代限定のお得なカードもありますのでそちらがお得です。
■飛行機に多く搭乗する人しか申し込めないクレジットカード
結論としては、
JALカードであれば、JGCカード
ANAカードであれば、スーパーフライヤーズカード
です。
申し訳ないですが、このクレジットカードは、飛行機に多く搭乗した人しか申し込めません。ただ、獲得できれば本当に便利なので、是非、将来獲得を目指してみてください。
何故便利かというと、
1.ラウンジに入れる
航空会社が空港で用意しているラウンジに入れます。飛行機の搭乗時間までの間、ラウンジ内での食事や飲み物を楽しめたり、デスクで仕事やインターネットをすることも可能です。ラウンジ内は、全て無料となっています。
2.ランクを維持できる
航空会社のラウンジを利用するには、年間の搭乗回数が多い人である一定のランクになった人のみ、一年間利用できます。
次の一年間でこのランクに再度到達すれば、その次の一年間もラウンジを利用できますが、このランクに到達できなければ、ラウンジの使用は、できません。
このランクに到達するには、1年間(1月1日~12月31日)で飛行機を乗り、下記のポイント獲得が必要です。
JAL:サファイア/年間50回搭乗 もしくは50,000FLY ON ポイント
ANA:プラチナ/50,000ポイント
ポイントだとどのくらい乗ればよいかわかりずらいとおもいますので、ざっくりと目安をいうと、日本⇔シドニー間(10時間)を4往復すればこのランクに達成します。
このように毎年このランクに達成するのは困難です。しかし、このランクに到達した際に、先程説明したクレジットカードをつくれば、なんと、クレジットカードの年間費を払い続ける限り、このランクが自動で更新されるのです。
ですので、このランクに到達した際は、必ずこのクレジットカードを作って下さい。
永久にこのランクを維持でき、永久にラウンジが使用できます。
今回は、おすすめのクレジットカードの解説でした。
海外転職の際は、
・JALカードとANAカードを作成下さい。
・最初の1枚は、VISAカードをお勧めします。
・JALもしくはANAで搭乗ランクを獲得した際は、JGCカード/スーパーフライヤーズカードを申し込んでください。
'・JALカード https://www.jal.co.jp/jalcard/index03.html
・ANAカード https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/anacard/ichiran/
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