海外営業職に転職したい人「海外営業職に転職を考え中だけど、大企業と中小企業のどちらのほうが、スキルを伸ばせるかな?これからもどんどんスキルを身に着けて、世界で活躍したい。経験者の人の話をききたいな」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、未経験から海外営業に転職した経験があります。
今迄3回転職経験があり、海外営業職では、大企業と中小企業の両方を経験したことがあります。
現在は、オーストラリアのシドニーで日系企業の海外駐在員として勤務しております。
この記事では、大企業と中小企業の両方の海外営業を経験した私の立場から、どちらのほうがスキルをのばせるのかを書いていますので、これから転職を考えているひとには、企業選びの参考になると思います。
3分程度ですみますので、是非読んでみて下さい。
目次
■大企業に海外営業就職するとスキルが伸びない話
私が海外営業をした大企業と中小企業の仕事内容を比較してみましょう。
大企業の場合の海外営業職
私は、シンガポールでドイツ系メーカーに転職しました。
その会社は、全世界で従業員が3万にいる大手の半導体メーカーで、シンガポールにも従業員が2,000人いました。その会社のなかで、東南アジア地区の営業担当をしました。
大まかにいうと、販売戦略、販売計画、そして、製品の販促・マーケティング、製品を実際に販売し、請求書を発行、お金の回収という一連のながれのなかで、私が担当したのは、販売計画と顧客への販促及び営業対応のみです。
中小企業の場合の海外営業職
その後、私は、日本で日本のメーカーの海外営業職へ転職をしました。
その会社は、1200人程度の会社でしたが、海外営業部自体は10人程度しかおらず、販売地域は、全世界でした。その中で私はオセアニア地区の営業担当しました。
ここでは、先程の仕事のながれの全部を自分でやらなければいけませんでした。
下記にわかりやすく表にしてみました。
大企業 | 中小企業* | |
業種 | ドイツ系メーカー | 日系メーカー |
従業員数(全世界) | 3万人程度 | 1,200人 |
海外営業職 仕事内訳 | ||
個人 売上目標 | 30億円 | 3億円 |
販売戦略 | 専門部署 | 自分 |
販売計画 | 自分 | 自分 |
製品カタログ作成 | 専門部署 | 自分(業者へ依頼) |
製品仕様書作成 | 専門部署 | 自分(ワードで作成) |
契約書作成 | 専門部署 | 自分(法律会社へ依頼) |
顧客への販促・マーケティング | 自分 | 自分 |
顧客への営業対応 | 自分 | 自分 |
顧客からの注文書受領 | 専門部署 | 自分 |
輸出書類作成 | 専門部署 | 自分 |
製品出荷アレンジ | 専門部署 | 自分(フォワーダーへ依頼) |
請求書発行 | 専門部署 | 自分 |
入金確認 | 専門部署 | 自分 |
(*1200人いるので、大企業に分類されますが、わかりやすく中小企業としました。)
大企業の場合 メリットとデメリット
海外営業の全プロセスである一部のプロセスである、販売計画、顧客への販促・マーケティング、そして顧客への営業対応については、深いスキルがつきます。
しかし、海外営業のそれ以外のプロセスにつては、関わることができません。
あとは、大きな売上金額(30億円)をもつことができます。
中小企業の場合 メリットデメリット
海外営業の全部のプロセスを担当することができる為、幅広いスキルを身に着けることができます。海外営業に関わりなさそうな、製品カタログ作成や製品仕様書の作成まで、自分でしないといけません。あと、法律会社や輸出業者とのやりとりも必要です。
売上金額は、3億円程度と小さい規模となります。
私は、両方を経験してみて、仕事のスキルが身についているなと感じたのは、中小企業の海外営業部でした。やはり、自分で全部のプロセスができるからですね。
どちらがいいのかは、個人差があると思いますが、大企業と中小企業では、これぐらい仕事内容に差がでてきますので、これから転職先を探すときや、面接時の参考にしてもらえればと思います。
■海外営業職への転職前に知っておくべき事
転職前に考えるべきことは次の通りです。
辞めたあとのことも考えましょう。
これから転職するのに、もうやめたあとのことを考えるのかと思う人もいますが、今後は、個人の時代に必ずなってきます。会社は守ってくれません。
自分がどのスキルをもっておいたほうが生き残れるのかを常に考えて行動することが必要です。
□よくある質問:未経験でも海外営業職に転職できますか。答えは、YESです。だれもが最初は未経験ですから。入ってから学べばよいのです。面接では今迄の職務経験の自己PRとやる気のある志望動機でアピールすれば大丈夫です。私も国内営業しか経験していませんでしたが、シンガポールにある現地日系企業の海外営業に転職することができました。要はやるきです。
■まずは行動→動きつつ考える
そして、あまり悩ますぎずに、やってみることをお勧めします。
何故なら、結局は、まずはやってみないと、向き不向き、好き嫌いがわからないですからね。
まずは行動→動きつつ考えることです。
海外営業職への転職を考えているのなら、転職エージェントに相談してみてください。無料ですので、損をすることはありません。行動しなければ、何も得られません。
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