中田敦彦のYouTube大学で、あの天才投資家のジムロジャーズが、日本人は、海外移住しろといっているけど、海外移住って実際どうすればいいのかな。海外移住の方法を知りたいな?
今回は、こういった悩みに答えます。
この記事を読むことで、実際に私がオーストラリアで永住権を取得した経験をもとに、海外移住の方法を知ることができます。
この記事を書いている私は、大学生の時に海外で働きたいと思うようになりました。
新卒ではいった会社では海外勤務の可能性はないと判断し、3年で辞め、海外シンガポールに転職しました。
その後、日本に戻りメーカーの海外営業職を経て、現在は、シドニーに海外駐在員として働いています。
シンガポールとオーストラリア両方の永住権を取得しました。TOEIC935, IELTS6.5点です。
目次
■ジムロジャース推薦の海外移住する方法 オーストラリア版
結論として、海外移住するには、まずはその国で、就労ビザを取得して働き、その後、永住権を申請し取得することをおすすめします。
理由としては、
1.就労ビザを取得することで、その国で働きながら、滞在することができます。
しかし、この就労ビザは、就労している会社がスポンサーとなっているので、働く会社を変えるごとに就労ビザを再度申請し、取得しないといけません。
2.永住権を取得すれば、働く会社を変えても、永住権は変える必要がないので、本当にその国に移住するのであれば、永住権の取得がおススメです。
□よくある質問:最初に永住権は申請できませんか?
直接永住権申請できるのもありますが非常にハードルが高いです。
まずは、自分がその国で働くことで、その国にメリットがあるのを証明することで、就労ビザが取得し、そして、オーストラリアでは、2年後に、永住権を申請する流れになります。
ですので、就労ビザ→永住権 という流れをおすすめします。
□よくある質問:永住権を取得したら日本国籍は剥奪されますか?
その国の永住権を取得しても、日本国籍は、剥奪されません。
国籍と永住権は別のものです。永住権のその上が、国籍(シチズンシップ)取得となりますが、その国の国籍を取得した場合は、日本国籍を諦めなければなりません。
なぜなら日本国は、2重国籍を認めていないからです。
もう一度いいますが、その国の永住権を取得しても、日本国籍は維持できます。
では、実際に私が、オーストラリアで永住権を取得した流れを解説します。
私の場合は、オーストラリアへの移住は、日本からの長期出張から始まりました。
日本にある日本メーカーの海外営業部で働いていました。オーストラリアでのビジネス拡大の可能性調査する為に、まずは市場調査という目的で、6か月間の長期出張でオーストラリアにきたのが始まります。
その後、オーストラリアに駐在員事務所を設立することになり、シドニーに海外駐在することになりました。その1年後、会社を現地法人化させて、現在もシドニーに赴任しています。
就労ビザ(ビジネスビザ)に関しては、
駐在員事務所の時は、日本本社がスポンサーとなり、また、現地法人になってからは、その現地法人がスポンサーとなり、就労ビザ(ビジネスビザ)を申請し取得していました。
オーストラリアでは、就労ビザ(ビジネスビザ)取得後、2年以上保持していれば、雇用主スポンサーの永住権を申請できます。
しかし、私は、永住権を申請するつもりはなかった為、就労ビザ(ビジネスビザ)を、4年更新なので、今迄計3回更新してきました。
最近になって、オーストラリアで永住する選択肢ももっておいたほうがいいなと思うようになり、オーストラリア8年目を過ぎたころに、永住権を申請し、8ヵ月後に取得することができました。
まとめますと、私は海外駐在員として派遣されてきた為、仕事は最初からあり、その会社がスポンサーとなり就労ビザ(ビジネスビザ)から永住権を取得という流れでした。
海外転職をしてオーストラリアにくる場合も同じで、転職先の会社がスポンサーとなり就労ビザ(ビジネスビザ)を取得し、最短2年後に永住権を申請できることになります。
■就労ビザ(ビジネスビザ)の種類の注意点
2018年にビザの制度が変更し、今迄就労ビザ(ビジネスビザ)の457ビジネスビザというのが一般的で、この有効期限4年間のビザを取得し、2年経過すれば、永住権が申請できました。
しかし、変更後、この457ビザが廃止になり、482ビザというものになりました。そして職種によって、2年有効期限と4年有効期限のものにわかれました。
2年有効期限の482ビザは、2年経過しても永住権は申請できません。
ですので、将来永住権を申請するのであれば、4年有効期限の482ビジネスビザを取得しなければいけませんので、注意が必要です。
■永住権申請の条件
そして、482ビジネスビザで2年経過した後、永住権を申請する時の条件としては、給料等の条件はもちろんありますが、英語の条件もあります。
英語の条件としては、IELTSテストが全科目6.0以上取得というものです。
IELTSは、全部で4科目リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングあり、全科目の平均ではなく、全科目6.0以上必要です。
大学に入学するのに必要なレベルが、7.0程度なので、非常に高いレベルの要求になります。
オーストラリアで永住権を目指す人は、IELTS全科目6.0以上というハードルがありますので、頑張っていまから勉強してください。
以前は、お金を払えば(8,000ドル程度)免除というのがありましたが、現在はありません。
また、奥様が永住権も取る場合も、IELTS全科目4.5以上という条件がありますので、奥様も勉強が必要です。ただこちらは、お金を払えば免除になります。
■就労ビザと永住権の違い
では、就労ビザと永住権の違いはなんなのかということですが、大きく3点です。
①就労許可
勤め先を変えたり退職するたびに就労ビザの取得が必要です。
永住権であれば、勤め先を変えたり退職してもOKです。
②更新期間
就労ビザ(482ビザ)は、2年もしくは4年更新となります。2年更新の482ビザは、1回しか更新できませんので更に注意が必要です。
永住権も更新期間があり、5年間となります。
③補助金
就労ビザ(482)では、外国人扱いとなるため、いろいろな費用が、オーストラリア人と比較して高いもしくは補助がありません。例えば、保育園の費用の補助、公立学校の費用、電気代等もかわってきます。
|
就労ビザ(482ビザ) |
永住権(186ビザ) |
①就労許可 |
勤め先を変えたり退職するたびに就労ビザ取得必要 |
勤め先を変えたり退職してもOK |
②更新期間 |
2年もしくは4年 |
5年間 |
③補助金 |
外国人扱いの為、保育園の補助なし、公立学校も有料 |
豪州人と同じ扱いの為、保育園の補助金あり、公立学校無料 |
■まとめ オーストラリア版
1.海外移住するには、まずはその国で、就労ビザ(482ビジネスビザ4年有効)を取得して働き、2年後に、永住権を申請するのがおすすめ
2.就労ビザ(482ビジネスビザ)は、職種により2年有効と4年有効のものがあり、2年有効のものは、2年経過しても永住権は申請できないので注意が必要。
3.就労ビザと永住権の違い
①就労許可
②更新期間
③補助金
海外移住のステップとしては、その国で海外転職し就労ビザを得ることです。
その国にどのような就職先があるのかは、転職エージェントに登録し、自分の希望する求人情報を伝えておけば、定期的にメールで海外の求人情報がもらえます。
海外移住をしたいなあと思っている人は、是非この機会に第一歩の行動をしてみてください。そうすれば、海外で生活できる夢が近づきます。
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