中田敦彦のYouTube大学で、あの天才投資家のジムロジャーズが、日本人は、海外移住しろといっているけど、海外移住って実際どうすればいいのかな。海外移住の方法を知りたいな?
今回は、こういった悩みに答えます。
この記事を読むことで、実際に私がシンガポールで永住権を取得した経験をもとに、海外移住の方法を知ることができます。
この記事を書いている私は、大学生の時に海外で働きたいと思うようになりました。
新卒ではいった会社では海外勤務の可能性はないと判断し、3年で辞め、海外シンガポールに転職しました。
その後、日本に戻りメーカーの海外営業職を経て、現在は、シドニーに海外駐在員として働いています。
シンガポールとオーストラリア両方の永住権を取得しました。TOEIC935, IELTS6.5点です。
目次
■ジムロジャース推薦の海外移住する方法 シンガポール版
結論として、海外移住するには、まずはその国で、就労ビザを取得して働き、その後、永住権を申請し取得することをおすすめします。
理由としては、
1.就労ビザを取得することで、その国で働きながら、滞在することができます。
しかし、この就労ビザは、就労している会社がスポンサーとなっているので、働く会社を変えるごとに就労ビザを再度申請し、取得しないといけません。
2.永住権を取得すれば、働く会社を変えても、永住権は変える必要がないので、本当にその国に移住するのであれば、永住権の取得がおススメです。
□よくある質問:最初に永住権は申請できませんか?
永住権は、直ぐには取得できません。
まずは、自分がその国で働くことで、その国にメリットがあるのを証明することで、就労ビザが取得できます。
そして、その後、何年か就労した後に、永住権を申請する流れになります。
ですので、就労ビザ→永住権 という流れになります。
就労ビザも永住権も、その国にとってメリットがある会社の従業員やひとにしか発行されないからです。
□よくある質問:永住権を取得したら日本国籍は剥奪されますか?
その国の永住権を取得しても、日本国籍は、剥奪されません。
国籍と永住権は別のものです。
永住権のその上が、国籍(シチズンシップ)取得となりますが、その国の国籍を取得した場合は、日本国籍を諦めなければなりません。
なぜなら日本国は、2重国籍を認めていないからです。
もう一度いいますが、その国の永住権を取得しても、日本国籍は維持できます。
では、実際に私が、シンガポールで永住権を取得した流れを解説します。
私の場合は、海外移住をするぞというよりも、当初は、海外で働いて自分自身に英語力や海外ビジネス経験を身に着けて、3年で日本に戻るという目標でした。ですが、永住権取得のチャンスがあり取得できました。
1.日本で働きながら、ゴールデンウィークを利用して、シンガポールに渡航。
2.海外転職活動実施。シンガポールの日系企業から内定を得る。
3.日本に戻り、辞表提出。
4.シンガポールの日系企業がEP(エンプロイメントパス)就労ビザ申請
5.シンガポールに移住。健康診断後、EP(エンプロイメントパス)就労ビザ取得。
6.シンガポールの日系企業で就労開始。
7.11か月後に、シンガポールの外資系企業(ドイツ)に転職
8.再度、EP(エンプロイメントパス)就労ビザ取得
9.約1年4か月後に永住権申請し、取得する
最初の就労ビザ取得から、約2年数か月後には、永住権を取得することができた流れです。
■就労ビザ取得の注意点
私は、シンガポールでは、就労ビザを2回取得しました。
先程もかきましたが、就労ビザは、その働く企業がスポンサーとなるので、働く企業を変えると就労ビザを変えないといけないからです。
注意点としては、現在の会社を辞めて、転職先の企業で就労ビザを申請し、就労ビザが下りなかったら、その国で働けなくなります。つまり、日本に帰国せざるおえませんので、気をつけて下さい。
シンガポールで転職する場合は、転職先で就労ビザが下りたのを確認して、現職をやめることをお勧めします。
■永住権取得のコツ
結論としては、シンガポールにある大企業に就職することです。
就労ビザも永住権も、その国にとってメリットがある会社の従業員や人にしか発行されません。
では、シンガポールにとって、メリットはなんなのかというと一番分かり易いのが、雇用数が多い企業なのか、税金はおおく払っているかです。
例えば、分かり易い例でいうと、グーグル、アップルなどのシンガポールでも従業員がおおい会社に転職することができれば、就労ビザも永住権もおりやすいということです。
なぜなら、その会社はシンガポールの経済に大きく貢献しているからです。
シンガポールの経済に大きく貢献している会社の就労ビザや永住権申請をシンガポールが却下するわけがありません。
就労ビザでは、その企業がスポンサーとなると書きましたが、永住権でも、その企業がスポンサーになります。
ただ、就労ビザの場合は、その企業を辞めると同時に就労ビザが終了となりますが、永住権の場合は、その企業を辞めても、永住権は保持できます。
また、個人では、給料額が高く、多く税金を払っている人には、就労ビザや永住権はおりやすいと思います。
□体験談
私がシンガポールで永住権を申請した際に働いていた会社は、ドイツ系半導体の会社でした。
この会社は、大きなオフィスビルと工場をシンガポールにもっており、従業員数は、2,000人というシンガポールでは大企業でした。
大企業に働けば、永住権がすぐ下りると聞いたので、申請してみたところ、本当に数か月後に永住権を取得することができました。
■就労ビザと永住権の違い
では、就労ビザと永住権の違いはなんなのかということですが、大きく3点です。
①就労許可
勤め先を変えたり退職するたびに就労ビザの取得が必要です。
永住権であれば、勤め先を変えたり退職してもOKです。
②更新期間
就労ビザは、最初は、2年間で、その後3年更新となります。ただ、永住権も更新期間があり、5年間となります。
③のCPF(年金ファンド)
個人の給料額から20%を強制的にこのファンドに支払いますが、会社からも給料額の17%に相当する額をこのファンドに支払います。
つまり、永住権を取得すれば、給料が17%増えることと同じになります。
海外移住しても、日本の国民年金は引き続き支払うことができますが、年金額はおそらく少額となります。ですので、海外移住するのであれば、その国の年金制度に加入するほうが安心です。
就労ビザ |
永住権 |
|
①就労許可 |
勤め先を変えたり退職するたびに就労ビザ取得必要 |
勤め先を変えたり退職してもOK |
②更新期間 |
最初2年間、 その後更新3年間 |
5年間 |
③CPF(年金ファンド) |
加入義務なし |
加入義務 支払い17%会社、個人20% |
■まとめ シンガポール版
1.海外移住するには、まずはその国で、就労ビザを取得して働き、その後、永住権を申請する
2.シンガポール内で転職する際は、就労ビザが下りたのを確認してから現会社をやめること。
3.永住権を取得するコツは、シンガポールにある大企業に就職することです。
3.就労ビザと永住権の違い
①就労許可
②更新期間
③CPF(年金ファンド)
海外移住のステップとしては、その国で海外転職し就労ビザを得ることです。
その国にどのような就職先があるのかは、転職エージェントに登録し、自分の希望する求人情報を伝えておけば、定期的にメールで海外の求人情報がもらえます。
海外移住をしたいなあと思っている人は、是非この機会に第一歩の行動をしてみてください。そうすれば、海外で生活できる夢が近づきます。
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